10/24日、N,Kさん羽田から条件付きで島へ。何とか着陸できたが南西の風8〜9mの強風で大シケ。
車から見た八重根低提はもろ,波をかぶっていた。エ−ス釣具のおやじさんが、私に底土の軍艦に行ってみたら?、と言うことで東の軍艦堤防に行くことにした。
昔は何回も行って泳がせ等をしていたが軍艦は15年以上ぶりである。昔は堤防釣りは殆ど上物師で、(ヒラマサブ−ム時)石物師は堤防では,あまり竿を出さず殆ど磯であった。
近頃はどこの堤防でもそれなりに釣果があり又、行き易く、釣りやすい。どの提妨も先を延長したり、擁壁を再築したりして、整備されきれいになっている。
八重根から底土方面へ向かったが、走っている途中でも雨と風が容赦なく吹き付ける。昼過ぎに到着し、見えにくい堤防の様子をしばらく見ていると、波を被っていないようだ。
長靴を履き雨カッパを着て、ひさしぶりの軍艦堤防へ意気込んで出陣。
道具をカゴに背負い、雨と風をよけるように顔は下向きで歩いている中、時々横を見たりするが雨が顔に当たり痛い。横を見たときに随分変わったなアと考えながら堤防の中程まで行った時に、なんか変だなア、軍艦はこんな感じじゃあなかったよなア、まあいいかア、ポイントは堤防先端手前の右側だったけ、と思いつつ歩きながら来る時の車の走行中のことを考えていると、ア、ア、ア、ア--、アレ-いけね-来る時の標識を見て右側底土方面と書いてある交差点を右折してしまって(軍艦は神湊方面で直進)ドシャブリの雨と強風の中、突き当たりまできてしまい堤防があったので、ここだと思い込んでしまった。
ここは底土堤防だと気ずいた時、雨がハ゜ッタリ止んだ。周囲が良く確認出来るようになり廻りを見まわすとこの広い堤防にだ-れも居ない。そして島としては風裏になるが上から、横からの捲いてくる風が非常に強い。堤防自体は被っていないが少し沖合いでうねっている。
薄暗いなか、なんか急に寂しくなってしまい、カゴをしょって口を開いたまま、その場にしばし呆然と立ったままで、安全確認の為、周りを見渡す。
どうしょうかなア-と考えているうち、さっきからガマンしていた小便がしたくなった。
大きなカゴを背負ったまま左手で竿を持ち、右手で何とか手さぐりでチジこまった全体が皮だけみたいのを外に出した。
風下に向かってガマンしきった小便を放尿して最初あたりの一番絶頂時のハアフ-・・・という時に急に、まさに急にだ、突然に風が逆になり、突風でそのシブキが顔と開いた口と左手の竿にモロかかってしまった。・・・・・・・・・・
やる気消沈。寂しさに加えアンモニア臭、精神と体力撃沈。・・・・・脱力感の中、帰ろうかと思ったが、しばし一服しながら間をおくうちに、少しやる気がでてきた。
ア〜ア、やるか-、と頭とそして風に負けて向きを勝手に変えた皮だけの息子に言い聞かせ、重い体と小便臭い左手でピトンを打ち、竿をセットして第一投、意外と深く潮通しもいい。
然しあの手この手、ここに投入、あっちに投入等いろいろやってみたがアタリが殆ど無い。風もいまだに強く雨が又降ってきたので3時半位に納竿。車に着いて、なんともいいきれない、けだるさとアンモニア臭だけが残った。
その日エ−ス釣具のおやじさんから家に来ていっぱい(飲む)やろうとのことで(底土のことは言ってないのでそのことでのいっぱいではない)夕方6時位からやっているうち8時位に急におやじさんの様子がおかしくなり、気持ち悪そうで横になった。(飲みすぎではなく)早く休んだほうがいいと思い店を後にしたが、宿に帰ってアンモニア臭の衣類を洗いながら大丈夫かな-、と思い、もしかしたら脳溢血の前兆かな〜等、変なことを考え心配になってしまった。
翌25日エ−ス釣具に朝一で行くと、おやじさんが自分でもどうしちゃったのかな-、と考えたみたいで、ア?そうだったのか、とその答えがわかったそうで話を聞いてみると、私はその場では真面目にうなずき、笑いたいが失礼と思い笑えず、笑いたいのをこらえて体を丸めて、震わせながら釣りの準備をして、車に乗った時、大笑いしてしまった。
それはここのところダイエットをしていて、特に今はやりのバナナダイエットだそうで???今まで20年以上付き合ってもらっているがその気質と体力でバナナだけ???、NHK等、釣り番組に出たりしている島の釣りの名手であり又当会の師匠である、おやじさんにはここだけの話、全然似合わないと思った(失礼)。・・・・正直な、おやじさん、聞くほうも冗談は言いにくいが正義感が強く責任感のあるすばらしい人物で有る。・・・・昨日の食事は朝バナナ一本、昼はひさしぶりの、ひさしぶりの、バナナではなく・・・・・普通の昼飯と言いたいが・・・おかゆのみ・・・その日はそれだけで、夜はおやじさんの、いつものピッチの早い飲酒(これだけは変わらない)・・・・・これが原因です。体が、とてもとてもエネルギ-源をほしがっている時に、焼酎だけが一気に、なだれ込んだので細胞が着いていけなかったと思われる。
今でもその時の状況を思い出すと腹が振るえて笑ってしまう。私は書くのがヘタでその時の状況、顔つき等、上手く表現出来なく伝えられないのが残念です。その節はご馳走になり誠にありがとうございました。
さて今日の釣りは小島方面の渡船は不可とのこと。不動丸にてアオカンの巣と言われる黒崎に渡り、(シケの為、渡船はこの近く一帯のみ)第一投目からやはりアオカン(カンムリベラ)で始まり納竿までアオカン2k〜3Kが8匹、1.5k程のワサが一匹。アオカン釣りで今日も変に疲れました。
不動丸が沖合いで待機している時にウロウ根近くにいるが、ウロウ根の釣人は12時位から風が変わったため早上がりだったそうである。宿に着くと眠くて眠くて夕飯を食べ8時には寝てしまった。
26日はAM6時に不動丸の前の堤防からウニを水中から上げている時に船長が来て渡船できるか否か考えていたみたいだが人数不足のため中止。
今日は北東の風でやはり強い。最終便で帰るので宿に帰りやすい低提で竿を出すことにした。休日のせいか15名位釣り人がいる。
石物は私と、もろこや、の高橋さんとその客一名の計3名。私が昔、南原でクチジロを上げた時に丁度、高橋さんもその時居て、あの時はやられたなア-と言い、その時のことを覚えていたみたいで、私が今日も高橋さんがいるからデカイのがつれそうですよ、と冗談をいうと笑っていた。
程なくすると私の竿が入り、やだなア又アオカンかなアと思い浮いたのを見たら、やはりアオカンでガッカリ。その後又竿が入り2k弱のワサを何とかゲット、高橋さんも直後にワサを上げた。
昼になり二人は帰り、私は3時まで頑張ったがその一匹でおしまい。宿で帰宅準備をおわらせ空港に行く前にエ−ス釣具に寄ると岩礁磯釣クラブの宇佐美さんが居り、様子を聞くと昨日はウロウ根に10時渡礁12時に全員撤収と散々であったらしい。今日は低堤に行こうと思ったが風が強いと思ったので急遽石積に行き、これが大当たりでイシガキ3kを頭に2kの本イシ含み計6枚とのことでとても嬉しそうであった。
宇佐美さんも最終便で帰宅とのことで一緒に帰路に着いた。又お会いできるのを楽しみにして居ります。お疲れ様でした。(以上10/26日夜付記載)
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