平成28年度、7〜12月釣行記 、他                       八丈島荒磯会ホ−ムペ−ジへ

2016小笠原遠征報告

7月2日から7月7日、新しくなった小笠原丸の処女航海で小林さんと橋本は超魚会の遠征に参加してきた。

新しい小笠原丸は11000tonと旧小笠原丸6700tonの約1.6倍になったにも関わらず定員は約900名と2割ほど少なくなり、パブリックスペースが大幅に増えて快適になった。

  

今年は出発当日、西太平洋に台風が発生したもののほとんど影響はなく、見たこのないようなべた凪の海で、これまでより1時間早く24時間で父島に到着した。

今回は超魚会の大ベテランで小笠原10回以上の方と小林さん、橋本の3名で真夏の母島に遠征した。

同行の二人は180cm超、橋本は167cmちっちゃい!

母島丸から見た新小笠原丸の全景、美しい!

今回のポイントは銘礁 ニ本岩をベースキャンプに相当の凪ぎないと乗れないローソク岩にも上がることができた。

二本岩、写真左側の岩のオーバーハング下をベースキャンプにした。

午前中は日陰となり快適でだが、午後からは強烈な太陽に照らされる。

このオーバーハングからは常にパラパラと落石があり、ヘルメットなしではいられない。

過去に落石事故はないようだが、けっこう危ない! 

今回は新月の大潮、夜中は真っ暗できれいな星明りの中、今にも大物が釣れそうな予感で1日目はなかなか寝付けなかった。

ベースキャンプでは基本、固定竿でサバの一匹がけのブッコミ仕掛け。

ほぼ投げるたんびになんかの当たりがあり、忙しい。

3人二日間で20匹以上のサメが釣れた。

平均約1.5メートル、大きいものは3メートル近くあり、固定竿で寄せて、口元でワイヤを切るだけでも体力を消耗する。

固定竿、小林さんはがまくえインパルス100号、PENNセネター12/0、磯ハンター100号、橋本は、がまくえインパルス70号、PENNセネター9/0シーハンター70号だ。

二本岩の釣り座前は落としこみ直下約30mの深さで下げ潮の時、川のような流れと湧き上がる当て潮で仕掛けが馴染みにくい。

ベースキャンプでは、サメに遊ばれながら、小林さんに1メータぐらいのアオチビキと宿へのお土産サイズのカッポレ、フエ鯛、バラハタなど、橋本の固定竿ではフエ鯛とお土産サイズのアカマダラハタが釣れた。

改めて小笠原母島の魚の濃さには感嘆する。

足元には60cm以上のササヨや、カスミアジ、サメがうようよしている。

ベースキャンプで橋本はメインのルアーにはチェイスはあるもののあまりの水のきれいさとベタ凪ぎで食わせることはできなかった。

ルアーに替えて、サバのデッドベイトを付けて沈めると全て大きいサメがヒットする。

やり取りには良い練習にはなるものの、体力の消耗がもの凄い。

2日目の昼、有名な銘礁ローソク岩に小林さんと橋本は上がることができた。

ローソク岩は奇怪にそびえ立つ岩礁だが、ほぼ全周をハエ根で覆われ、釣りを難しくしている。

小林さんはサバのデッドベイトでデッカイバラハタを、橋本はルアーで運良く1.2mの磯マグロを釣り上げることができた。

磯マグロを掛けた所はハエ根があったが、魚が潮に乗って沖に出たので沖でやり取りをして船付けのハエ根が開けたところから取り込むことができた。

小林さんの巨魚とのやり取り カンパチかと思ったが・・

小林さんにデッカイバラハタ

磯マグロとやり取りする橋本

運よくキャッチできた磯マグロ

ローソク岩には11時頃に乗った時、僅かな日陰があった。

しかし、1時を過ぎて全く日陰がなくなると耐え難い暑さでいくら水を飲んでも汗でからだが乾いていく。

渡船には夕方迎えに来てもらうことにしていたが、いくら釣れても耐えられないので、船長にギブアップの電話を入れ回収してもらった。 電話通じる場所で本当に良かったー!

ローソク岩を後にする時、小林さんの撮った写真に、てっぺんにカツオ鳥が写っている。

邪魔してゴメンね!

2泊3日の真夏の小笠原の海で天候にも恵まれ、大物釣りを堪能することができた。

お世話になった真漁丸の船長は母島の海を知り尽くし、ものすごく気の付く方で頼りになる。

また、来年も真漁丸にお世話になりたい。 ありがとうございました。

来年まで、また、ウエイトトレーニングしてデッカイお魚との引張りこに負けないよう体幹を鍛えたい。

報告 橋本

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